こんばんは、リンタロウです。
ちょちょっと紹介して終わるつもりでしたが、バイオペレットについても その4まで来てしまいました。^^;
以前までの記事
バイオペレットについて その1
バイオペレットについて その2
バイオペレットについて その3

バイオペレットフィルターへの通水量を増やし、メディアの流動をあげることで何が起きているのか、なんでそれで硝酸塩やリン酸塩が減りだすのか?
というところまで来たと思います。
一言で表します。
「事件はフィルター内(会議室)で起きてるんじゃない! 水槽(現場)で起きてるんだ!」
古っ!(笑)
どういうことかと言いますと、ここからは仮定のお話です。
何故通水量を増やすと、バクテリオフィルムが形成されないと思われるのに、リン酸塩、硝酸塩の減少が起こるのか
それは炭素源の添加です。
おまっ バイオペレット自体がその炭素源なんだから当たり前だろ! このガリメガネヒゲ野郎が!て方ちょっと待って下さい。チェケラッチョ!
通水量を増やすということは、バイオペレットメディアがよりゴロゴロと動き回ります。激しくゴロゴロと回ることでバクテリオフィルムは剥がれてしまいます。
それでもなおゴロゴロと動き続けるとどうなるのか?メディア同士が激しくこすられ続けることになります。四六時中です。24時間営業です。
そうするとバイオペレットである生分解プラスチックはこすられて、目では確認できないほど微細な粒子となって排水されていきます。いわばペレットの削りカスです。
それはメインポンプなどの水流に乗っていき水槽全体へと舞いちらかされると予想します。
それらは水流に乗って色々な所に行くでしょう。ライブロックの表面、砂地、ライブロックの下、砂と岩との設置面、器具の隙間、などなど
その一部はサンプ沈み込んだりもするかもしれませんし、スキマーで濾しとられていったりもするでしょう。
とにかく全体に行き渡るでしょう。
水槽全体の中からわかりやすい嫌気域は底砂の奥ですが、水槽全体を考えると、小さな嫌気域は数多く存在していると思います。
または水通りの悪いところなど、小さな削りカスとなったバイオペレットは大きなかたまりの状態よりもバクテリアに利用されやすくもなっているかと思います。
そこでです。 そこでバクテリオフィルムが形成されてあの反応が起こっているのではないか

これがあのバイオペレットそのものの大きさと考えずに、超微細な顕微鏡で見るくらいのサイズで考えます。
そしてその反応は バイオペレットフィルターの中 メディアがゴロゴロしているところではなく
水槽全体の様々なところで起こっているのではないか?ということです。
通水量を増やしてみても効果が薄い、などというのもなんとなく納得できます。
それはその水槽の砂、ライブロックの量、などにもきっと影響されるからです。
ベアタンクのような環境で飼育している場合、効果が薄いことも考えられるかもしれません。
これが正しければ、僕が思っていた疑問と違和感も解消されます。
解消されると共に、デメリットが見えてきます。
他のバクテリオプランクトンシステムでの炭素源添加として利用されているものの多くは液状です。
その液の量を測って計測して添加できるので、人の手で量をコントロールしやすいです。
また、多く添加しすぎてしまったときなどにも、水換えをするなどして対応することができます。
しかしバイオペレットの場合、メディアの量や、通水量によって利用されやすい炭素源として粒子化させて水槽に供給するその
量のコントロールがわかりづらい。
どの程度の量のメディアを使ってどのくらいの通水量を与えたらその水槽の栄養塩環境によって最適になるのか?というのが把握しづらいです。
また、メディア量や通水量が多く、その粒子化して水槽に供給しすぎてしまった場合、バクテリアによって利用しきれなかったその残渣は回収が不可能になります^^;
さてこのような商品 他にもあります。
きっとこの商品の発想は似ています。

これも似たような生分解樹脂、生分解ポリマーなどのものを微細にしたものをRO水などと一緒になっているのでは?
こちらはバイオペレットゴロゴロで得られる粒子よりも大きく、水槽に添加すれば目で確認できるほどの大きさです。
実際に目で確認できるので心臓にあまりよくないかもしれませんw
前々からこのような商品を出しているテトラさん。 それじゃあこの近年のブームで他の製品もあったり・・・・・
ありました。日本では発売されてませんが、

細かくしているナイトレイトマイナスと粒の大きさが違うだけで同じようなものでしょうか?
最近流行している他のバイオペレットとは質感がまったく違います。
このテトラのようなタイプのものも他でも見たことがありますが
今多くでているのは、NP BiopelletsやVertex Pro Biopellets などと同様な質感のものです。

本家NP Biopelets のリニューアル後の最新ペレット

Vertex pro biopellets
上のテトラのものと下の2種とは違うものだと見た目でわかります。
バイオペレットやらなくても、テトラの液いれたらいいのではないか? それでもいいのかもしれません。
でも利用している炭素源が違うということから
前にゼオビットブログで紹介したVSVやゼオビットシステムなどの炭素源とバクテリアの関係
ZEOvit水槽 その22 炭素源ってなんだよ!脱窒を考えてみる。
この中にあるこの部分
まずは炭素源と一言で言っても、その添加される炭素源の種類によって 優位に繁殖してくるバクテリアの種類が変わってくるということです。
一種類のみの炭素源の添加では 一種類かごく限られた種類のバクテリアのみが増えていくことになります。
そしてバランスを崩して水槽の調子が保てなくなるようです。
バイオペレットで期待しているその効果について、やはり適切なものを使用したほうがよさそうです。
別の炭素源を液状添加させるといっても、どの程度添加させたらいいのかもわかりません。
バイオペレットの方からどの程度の供給がされているのか判断不能だからです。
それには、実験で蓄積されていったデータのようなものが必要でしょうが、ありませんので
これからのユーザーの方々の結果が その蓄積されていくデータになるわけです^^;
なのでこのバイオペレットがすでに繁殖するバクテリアを考慮して最適な形で配合されているのかどうか?は不明
もしかしたら、望まぬバクテリアの繁殖も助けてしまって、病気が増えたり、特定の種類のものがブルームしたりするかもしれません。
そこで思いついたのが
複数の炭素源で特定の種類の望まぬ細菌が増えるのを抑えるのではなく
望まぬ細菌が増えないように 細菌をバランスよく保つ方法です。
思い出しましたか?(笑)

ビオアクアマリンを添加させることで、多種類の細菌を補充し、特定のバクテリアのみが幅を利かせ始めてしまうのを未然に防げるかもしれません。
この場合、バイオペレットによる脱窒やリン酸除去の促進を目的としたものではなく
その後のバランス保持のためです。
似たような目的として

プロバイオティックマリンフォーミュラー
この商品の定期的な添加も効果があるかもしれません。
長くなってしまいましたが、この辺で バイオペレットについて その4 を終わりたいと思います。
魅力的なうたい文句とは裏腹に、その謎に包まれた反応と効果、影響について
想像ではあり、こじつけ感もいなめませんが、なんとなくイメージできるのではないでしょうか。
最後に、勝手な想像を膨らませながら書きましたが、この内容や反応はメーカーさんが公表しているわけではありません^^;
僕が勝手に言っているだけです。